ニンテンドーDSでリリースされた『逆転裁判4』は、法廷推理アドベンチャー『逆転裁判』の続編です。
もともと『逆転裁判』はゲームボーイアドバンスで1~3作目まで発売された超大人気作品。ところが『逆転裁判4』はネット上での評価が極めて低いのです。
『逆転裁判4』も、内容は1~3作目に引けを取らないほど面白い名作です。にもかかわらず不遇の評価を受けている本作について、「実はこんなに面白いんだ」というポイントを紹介したいと思います。
まず『逆転裁判4』はそれまでの3作になかった特徴的な機能が追加。ニンテンドーDSのシステムを余すことなく活用しています。
例えば「科学捜査」のシステムでは、証拠品の指紋を調べるためにDS本体に息を吹きかけるアクションがあります。またタッチペンで証拠品を回転させ、重要な発見がないか調べるなどの操作が追加されました。
キャラクターも魅力的です。それまでの主人公・成歩堂龍一からバトンタッチした弁護士の王泥喜法介は、コミカルかつ熱血漢で、感情移入しやすい。
さらに王泥喜法介のパートナーとして事件を追うマジシャン・みぬきがとにかく可愛い! 主人公の敵となる検事にはイケメンがそろっています。
ストーリーも1~3作目に勝るとも劣らないスリルに満ちた展開が繰り広げられます。
物語は全4話で構成されており、私はどのお話も手に汗握ってプレイしました。
特にオススメしたいのが最終話の第4話。それまでの3話分の伏線が一気に回収され、まるで映画を観ているような感覚で遊びました。
今では「隠れた名作」的なポジションに落ち着いてしまっている『逆転裁判4』。推理ゲームが好きな人はぜひ1~3作目と合わせてプレイしてみてください。